なんやかんやありまして、令和6年秋期の応用情報技術者試験(以後:AP)に合格しました!
同年4月に基本情報技術者試験(以後:FE)を受験し、その後勢いのままAPに申し込みをしたのはいいものの結果が出るまで不安でいっぱいでした。
合格の文字を確認した瞬間、山場は越えたな・・・と一安心。
今回はもともと情報系を専攻しておらず、知識もほぼなかったに等しい私の試験勉強期間の過ごし方や受験してよかったことを書こうと思います。
正直最初はAPを受験しようとは考えておらず、FEに受かればよいと考えていました。(情報系に携わるなら最低限必要かなと思っていたので)
FEは受験後にすぐ点数がわかるので、とりあえず合格していそうだと安心したあと、今後は何を目標にしようとネットをいろいろと調べ、
たまたま、FEを受けてすぐだとAPの勉強は頭に入りやすいという記事を見かけました。
私は単純なので、FE受けたばっかりだしAPって受かったらとりあえず良さそう!くらいのノリで受験を決めました。
試験申し込み後の約3か月間、通勤中の隙間時間や帰宅後の1時間などを勉強時間にあて、ときに寝落ちしながら勉強をする毎日。
めったなことがない限り定時で仕事を終わらせ、通勤時間中に過去問を解き、休日のまとまった時間には記述試験の勉強をするというルーティンを決めていたのでそこまで苦になることもなくやれたのかなと思います。(あとはほとんど残業をすることがなかったこと。これが一番大きいかもしれない)
社会人はどうしても仕事を軸に一日の時間が組まれます。休日も丸一日すべてを勉強だけに使うのは難しいことがほとんどです。
そんな中でも意外なところに隙間時間があったりします。電車通勤で片道30分ならそれだけで往復の1時間分が捻出できます。
毎日机に向かって勉強するのは難しくても、電車の中で過去問を解くくらいなら慣れるとできるようになっちゃいます。
帰宅後疲れすぎていたら潔く寝ます。そして次の日とかにその分の勉強時間を回収。プラマイゼロ。
試験勉強は、とにかく午前・午後の問題両方とも過去問を解く→間違った問題の解説を読むを繰り返していました。
午前問題は他の人たち同様、過去問道場をひたすらやっていました。これだけで対策はほぼ完了です。過去10年分くらい回すと試験当日に何問かはまったく同じ問題が出ます。やって損は無し。
午後問題は記述式なので、完全に好みがわかれると思います。
大問11問中、必須の問1セキュリティ以外に好きな4問を選択します。これは過去問で一通り解いたうえで自分が得意そうな分野を決めるのが良いと思います。
当日の試験難易度はだいぶばらつきがあるという噂なので絶対に選択する問題、予備に選ぶ問題、それ以外にも最低限は目を通しておくと吉。
ちなみに私はものの見事に文系セットを選択しました。(一応データベースやプログラミングも勉強していたのですが当日の問題を見て、無理だと悟り方向転換)
文系セットと言われる問題は、問題に対する答えを文中から探し出す、いわゆる国語のような形式なので比較的解きやすいかなと思います。(問題文が長いので体力は削られがち)
あとは、APを受けてきた先人たちの合格体験記などを読み漁り、自分に合いそうな勉強法を見つけてみたり、どのくらいの勉強期間を設けて、その中で各試験範囲の勉強の配分をどうするかなど計画を立てるのも大事だと実感しました。
もともと勉強計画を立てるのは苦手なのですが、数々の記事から抜粋して自分なりの計画を作ると勉強しやすくなった気がします。(余裕のある計画のほうが破綻しにくくておすすめ)
また、個人的にですが、受けたい試験があるなら最初に過去問を解いてみることも必要だと思います。
どんなに正答率が悪くても、意外とこの分野はできる、まったくわからない分野があるなど今の自分を分析しないと、試験日から逆算して計画を立てることは難しいです。
何としてでも受かりたいならこの計画、次回受験でもよい場合や理解を深めたうえで受験したいならこの計画など自分の今の実力とライフスタイルに合った計画を立てやすくなります。
これに先人たちの知恵も組み合わせたら勉強計画はばっちりです!(きっと)
一番大事なのは、試験で丸一日つぶれるので(しかもほぼ毎年秋期試験は10月3連休日曜日)、これ以上貴重な休みをつぶすなんてもったいない!という確固たる信念を持つこと。
プレッシャーになりすぎない程度の「絶対合格」の気持ちは持っておくと勉強に気合いが入ります。
APの勉強をした中で思ったのは、自分が面白いと思う分野が意外なところで見つかったりするものなんだなということです。その分野に関して専門的な知識を学ぼうという次の目標ができます。
また、仕事をする中で「APの中に出てきたことだ!」となることがたまにあります。FEを勉強したときも思いましたが、勉強したことが実際に使われる場面に遭遇すると、やったことは無駄ではないのだと再認識できます。
社会人になってプライベートの時間を使って勉強をするのは、意外とできなかったりするものです。(楽しいことは世の中たくさんありますしね!)
しかし、APは情報系から経営など多方面の幅広い知識を得られるので、受けて損はない資格だと思います。
ぜひ、みなさん受けてみましょう!!